ニノよく言ってくれた! 東城大、医者不在説 『ブラックペアン』第3話感想
こんにちわ。ドラマ大好き、食いしん坊のマー子です。
第1話の感想で、竹内涼真演じる世良くんが準主役ポジションって書いたけど、原作は世良くんが主人公なんですねー。
にしても、スナイプ手術うまくいかない→主人公が神業で救う、っていう流れがリピートされて早3話。
そろそろレントゲン写真に写っているペアンの謎にも迫っていってほしいもんです。
世良くん、今週は泣かなかったね。
第3話視聴率は、12.1%。先週とほぼ変わらずでした。
高階センセイ、どんだけメンタル強いんだ
2度のスナイプ手術が失敗に終わって、次チャレンジするって相当な勇気ないとできないと思うんだけど、全く諦める気配のない高階(小泉孝太郎)。
西崎教授(市川猿之助)からプレッシャーかけられてるとはいえ、失敗した方法をまた挑戦するって、高階センセイめっちゃメンタル強いやん。
…ってとこから始まる第3話。
まずはざっくりあらすじを。
↓第3話あらすじ↓
東城大に入院した心臓患者ふたり。
ひとりは楠木秀雄(田崎真也)で、佐伯教授(内野聖陽)による佐伯式手術を予定。
もうひとりは厚生労働省の次期事務次官候補の息子・田村隼人(髙地優吾)で、スナイプ手術をすることに。
しかし、隼人の心臓は構造的にスナイプ手術が厳しいことが発覚。高階が諦めようとしたところ、佐伯は渡海(二宮和也)を執刀医に任命する。
隼人の手術当日、心臓の動きをみた渡海は予定していたルートではスナイプ挿入ができないと判断し、手術を一旦中止。
そして極めて困難かつ唯一のスナイプ挿入ルートを見出し、隼人は再手術へ。だが、渡海が隼人を執刀中に楠木の容態が急変。
佐伯が不在のなか、渡海は神業でふたりの患者を救おうとする…。
でもって高階、やってること、言ってることめちゃくちゃなんだよなー。
普通、2度の失敗について患者に十分に説明したうえでスナイプ手術するべきだと思うんだけど、まともに話もしないで進めようとしていた。
で、渡海が患者に事実を伝えたら、逆切れ…ってヤバいでしょ。説明責任果たしてないって訴訟もんじゃないのこのご時世。
そのうえ、「論文は医者のすべてなんだ!」って言い切っちゃったよ、この人。
いやいや、患者救うのが医者でしょ。
これ、ドラマだから頭おかしい医者がいるって解釈でいいのでしょーか。こんな医者が現実にいるって思うと震えるわー。
でも、火のないところに煙なしって言うしねー。医療ドラマでこういうキャラたいがいいるしね…。大学病院行きたくなくなっちゃうぞ、これじゃ。
高階はこのとんでも発言のあと、渡海へ「ただの手術職人」って捨てゼリフのように言うんだけど、「そんなに褒められたら照れるなぁ」 と渡海がニラみきかせて言い放ったのは爽快だった。
渡海センセイ、あなた正解。みんな、論文職人じゃなくて、手術職人に担当してほしいはずです。
ありがとう、渡海。視聴者の思いを代弁したぞ
第1話、第2話でも思ってたけど、渡海と佐伯教授以外、ポンコツ医者しかいない東城大。
楠木の病状が急変したときも、不在の佐伯に電話して繋がらずアタフタ。
一応医者って言われてる人たちはいるのに誰ひとり助ける方法を見出せず、手術中の渡海に世良が「渡海先生!」って必死に助けを求める始末…。
渡海以外、なんのためにそこにいるの?って思わずにはいられない。
ってところで、
「このなかに医者はいないのか? あぁっ? このなかにお医者様はいませんか?」
と、渡海が大声で言ってくれたよぉ!
はぁ〜、すっきり!!
そうそう、まともな医者いないよね、この病院。
渡海って悪魔って言われているけど、まともな医者は渡海くらいしかいないことが確定したね、これで。
まぁ、やり方は金に汚かったり、ふたりの患者を「どっち生かすか、どっち殺すか」って言ったりと乱暴ではある。でも、患者を救うって意味では、間違いなく一番まともです。
結局、同時並行的にふたりの患者の手術に携わり、いずれもスナイプ手術で成功させる。
渡海に対してめっちゃエラそーにしていた高階は、渡海のおかげてスナイプ手術の成功事例を手にしたわけだけど、ちゃんとお礼言ってるのかなぁ、言ってないだろなー。
そして実は、楠木は医療雑誌の元編集長で権威者だったっていうオチも。佐伯教授はそれも踏まえて渡海に指示出してたふうでもあり、クセ者ねー。
第3話は白キャラ世良くんの登場が少なめで、出世欲おじさんたちがギラギラしてたなぁ。世良くんもうちょい頑張ってくれないと、ドラマのトーンが息苦しくなりそー。
あと、ワンパターンからそろそろ脱却してくれないと飽きちゃうな。
次週は新たな展開に期待したいところです!