『正義のセ』第1話感想〜吉高節全開! ツッコミながら楽しむお仕事ドラマ〜
こんにちわ。ドラマ大好き、食いしん坊のマー子です。
あの埼玉への愛とディスに満ち溢れたエキセントリック漫画『翔んで埼玉』が二階堂ふみ&GACKT主演でまさかの実写映画化‼︎ って、衝撃。映画館でわざわざっていうようよりは、テレ東の深夜あたりでドラマ化してほしかった気もするけど、気になります笑。
さてさて今日は、昨日(4/11)スタートのドラマ『正義のセ』の感想を。
初回視聴率は11.0%と、2桁の好発進ですね〜。
ベタな展開でもいいじゃない
これまでも、篠原涼子の『ハケンの品格』、菅野美穂の『働きマン』、北川景子の『家売るオンナ』、石原さとみの『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』などなど、数々の女性主人公お仕事ドラマを生み出してきた日テレ水10枠。
『正義のセ』は、吉高由里子ふんする新米検事・竹村凜々子が持ち前の正義感で事件に挑み、失敗しながら成長していく、まさに王道のお仕事ドラマ。
阿川佐和子の原作をもとに、『東京タラレバ娘。』のスタッフ陣が再集結して作られているそうな。
で、放送後のいろんな反応みていると、女性版『HERO』だの、なんだったらパクりだの、いくら新米でもこんなヤツいないだろーなどなど、ツッコミ多数なんだけど、個人的には、正義感にあつくて、融通が利かないけどまっすぐで一生懸命な主人公が、不器用ながらもガンバって事件解決していくっていうストーリー展開やキャラ設定は、ベタだけどわかりやすくて、見終わった後スカッとするし、楽しめましたよ〜^^
まぁ確かにね、凜々子が働く横浜地検港南支部のメンバーが、小姑のような担当事務官・相原(安田顕)、厳しいけどときにアドバイスくれるエース検事・大塚、冷静に暖かくメンバーを見守る支部長・梅宮(寺脇康文)などなど、『HERO』の城西支部のメンバーをひとまわり個性やわらかくした感じだし、凜々子が我が道を進み、事件現場に行って証拠を突き止めていく流れもまさに『HERO』的展開。
そして、自分の自己満足のために、ひとつの事件を追い掛け回して、その間、別の仕事は同僚に押し付けるという傍若無人ぶりは、おいおい、ちゃんと仕事しよーよってツッコミたくはなる。
見覚えのあるベタな展開や、現実にいたら迷惑なだけの凜々子の青臭さはツッコミたくなる要素満点なんだけど、ツッコミながら楽しんじゃえばいいじゃないかと。
仕事していて自分の正義貫き通したくっても、いろいろバランス考えて突っ走れなかったりするのが現実だったりするわけだから、ドラマのなかくらいおバカな主人公ががむしゃらにやっているのをみる(そしてツッコンで楽しむ)のもアリかなーと思ったりするのです。
吉高ちゃんは、期待通り(期待以上でも以下でもない)
そんな、まっすぐで感情に流されやすい凜々子を、吉高由里子のイメージそのままに演じていた吉高ちゃん。
過去出演作をさほど観れていないので、いろんなお芝居してきているのかもしれないけど、『東京タラレバ娘』&普段の印象と、今回のキャラ設定から、吉高由里子が演じる凜々子って、こんな感じかな〜って思ってたのまんまのお芝居をしていたな、と。
うん、ダメってわけではないんです。期待通りっていうのが。だって観る前から、このキャラ吉高ちゃんにハマりそうだなーって思ってて、実際ちゃんとハマってたし。新米検事とはいえ冷静な判断力なさすぎでしょーっていうツッコミいれながらも、頑張ってる姿みてたら応援したくなるキャラクターにちゃんとなってた。
ただ、今後の吉高由里子の女優としての成長幅を考えると、こういう役ばっかりやってたら飽きられちゃうかなーという勝手な心配もなくはないですけどね。
他キャストでよかったのは、安定の安田顕。「老婆心ながらひと言〜」と言いつつなんやかんや小言を言い、凜々子をたしなめながらも実はちょっと楽しんじゃっている節もある相原役。こういうキャラ、得意だよな〜。
暴走する検事&冷静な事務官もイコール『HERO』ではあるけど、吉高ちゃんとのコンビ感はドラマを面白くする要素のひとつになりそうです。
第1話のストーリーは、悪者感満点のパワハラ上司と感情移入しやすいかわいそうな被害者の話で、事件自体の描き方に社会風刺や深みはぜんぜんない。
ないけどまぁ、そういう奥行き的なものを期待するドラマではないのかな。
ともかくや、吉高ちゃんがガンバって悪者やっつけるぞーっていう、水戸黄門的楽しみ方でよいかと。
基本、1話完結系の仕立てなんで、毎話観るかはアレですが、気楽にスッキリしたいときに観るにはちょうどいいかなーと思います!