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ドラマを面白くする人気脚本家5選【2018年度版】

 

こんにちわ。ドラマ大好き、食いしん坊のマー子です。

バラエティは、『月曜から夜ふかし』『今夜くらべてみました』あたりをよく観てます。

にしても、ゴールデン帯のバラエティは健康ものや雑学系の同じような番組ばっかりでつまんない。面白いバラエティあったら教えてください〜!

 

さて、クールの狭間ということで、今日はドラマをチェックするうえで外せない脚本家さんのお話。

2018年の今、ドラマを面白くする脚本家さん5人をセレクトしてご紹介します!いずれも人気と実力を兼ね備えたみなさんです^^

 

古沢良太

 1973年8月6日(44歳)

 代表作→ドラマ:『鈴木先生』(2011)、『リーガル・ハイ』(2012、2013)、『デート〜恋とはどんなものかしら〜』(2015)、映画:『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ(2005、2007、2012)、『キサラギ』(2007)、『探偵はBARにいる』シリーズ (2011、2013、2017)、『ミックス。』(2017)

ユーモアがちりばめられた圧倒的なセリフ量、ツボをおさえた心の機微の描写、笑いと涙が混在する物語をつくるホント天才!! 

そしてキャラクター造形もすばらしい。コメディを書かせたら、2018年現在、右に出るものなしなんじゃないでしょうか。

ALWAYS 三丁目の夕日』での日本アカデミー賞最優秀脚本賞をはじめ、数々の受賞歴もあり、実力も折り紙つきですねー。

 

私は、映画『キサラギ』でスゲェ人がいるぞ! と。 面識のない5人の男達が集まり、マイナーアイドルの死の真相に迫る密室推理劇なんだけど、会話のテンポ感、ワンシチュエーションで話が二転三転するスリリングな展開、そして男達のキャラがそれぞれ濃ゆ〜くて面白い。

小栗旬ユースケ・サンタマリア小出恵介塚地武雅香川照之とキャスティングもハマってて。エンディングで、ちょっと鼻血出そうなぐらい高揚感があふれました〜!!

 

鈴木先生』は未見だけど話題作だったし、『リーガル・ハイ』では堺雅人演じる弁護士・古美門研介という強烈なキャラクターを生み出し、新垣結衣が真面目かつちょっとポンコツの新米弁護士を演じてコメディエンヌぶりを開花させ、第2シーズンまで放送。第3シーズンの期待もされる人気作に。

『デート〜恋とはどんなものかしら〜』での、数値化できない愛や感情にてんで疎いリケジョの依子(杏)とひニート(自称、高等遊民)の巧(長谷川博己)との不器用なラブストーリーは、滑稽で笑えて、もどかしくてほろ苦くて、最後は心がぬくぬくに。

 

そんな無敵の古沢良太最新作が、起死回生を賭けたフジの4月クール月9に登場! 長澤まさみ主演の『コンフィデンスマンJP』楽しみで仕方ないですね^^

 

坂元 裕二

1967年5月12日 (50歳)

代表作→ドラマ:『東京ラブストーリー』(1991) 、『二十歳の約束』(1992)、『わたしたちの教科書』(2007)、『Mother』(2010)、『それでも、生きてゆく』(2011)、『最高の離婚』(2013)、『Woman』(2013)、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016)、『カルテット』(2017)、『anone』(2018)

 

ドラマファンから信頼の厚い坂本裕二。本質を突くセリフの数々、ときに社会問題も絡ませながら、うわっつらの話ではなく人間の弱さ、強さ、怖さを奥の奥まであぶりだす繊細な描写。観ている間は緻密な展開にぐいぐい引き込まれて、観終わった後は心にじわり沁みていく世界観。いやー、すんごい才能の塊です!
 

少年凶悪犯罪の「加害者の家族」と「被害者の家族」の邂逅を描く『それでも、生きてゆく』で、私、震えましたね。複雑な過去を抱き苦悩しながらも生きる人たちの姿がリアルに描かれていて、そのストーリーを体現するキャスト陣も素晴らしかった。ちなみに、本作で痺れる芝居をみせてくれた満島ひかりは坂本さん自から口説き落としてキャスティンしたのだとか。

で、この度肝をぬかれた『それでも、生きてゆく』の脚本家が、あのトレンディドラマの金字塔『東京ラブストーリー』の作者だと知って、さらにビックリ。しかも、『東ラブ』を書いたとき、坂本さんは23歳の若造。才能ありすぎにもほどがある。

 

影のある作品が多いけど、『最高の離婚』で瑛太が演じる濱崎さんみたいな冴えないけど憎めないかわいいやつ(「1UP」CMの上田一はここからきているキャラに思えてならず)やユーモア溢れる会話劇を描くこともできる。『カルテット』も毎話、SNSでドラマファンがわいてましたねー。(…と、坂本作品について語りだすと長くなるので、いつか別のまとめにて)

 

そんな当代きっての脚本家・坂本裕二さんは、なんと『anone』以降、しばらくドラマはお休みすることを発表。ドラマファンとしては寂しい限りだけど、いつの日かさらなる物語を紡ぎだしてくれることを期待して、カムバックを待ちたいと思います!

 

野木亜紀子

1974年

代表作→ドラマ:『空飛ぶ広報室』(2013)、『重版出来!』(2016)、『逃げるは恥だが役に立つ』(2016)、『アンナチュラル』(2018)、映画『図書館戦争』シリーズ(2013、2015)、『俺物語!!』(2015)、『アイアムアヒーロー』(2016)

 

逃げるは恥だが役に立つ』で話題沸騰。今、飛ぶ鳥落とす勢いの脚本家といえば野木亜紀子さんですね〜。

これまで携わっていた作品は原作モノがほとんどで、人気作品ほど原作ファンからいろんな心配の声があがりがちなんだけど、野木さんは原作モノ脚本の教科書といわれるほど、作品への理解が深く、評価が高い! のですが、『アンナチュラル』ではオリジナル脚本で勝負し、その実力をみせつけてくれました!

 

映画では男性主人公の作品を書いてるけど、ドラマでは新垣結衣空飛ぶ広報室』、『掟上今日子の備忘録』『 逃げるは恥だが役に立つ』、黒木華の『重版出来!』、石原さとみの『アンナチュラル』と女性主人公ものが多数。女性ならではの視点でいきいきとしたセリフやキャラクターが描かれているなぁ〜と思います。

 

宮藤官九郎

1970年7月19日(47歳)

代表作→ドラマ:ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(2000)、『木更津キャッツアイ』(2002)、『タイガー&ドラゴン』(2005)、『流星の絆』(2008)、『あまちゃん』(2013年)、『ゆとりですがなにか』(2016)、『監獄のお姫さま』(2017)、映画:『GO』(2001)、『ピンポン』(2002)、『69 sixty nine』(2004)、『舞妓Haaaan!!!』(2007)、『少年メリケンサック』(2009)、『土竜の唄』シリーズ(2014、2016)、舞台『鈍獣』(2004) 、『メタルマクベス』(2006)

 

脚本家にして俳優、ミュージシャン、演出家、文筆家、、、とマルチな才能を発揮する宮藤官九郎クドカン人の持つ滑稽さ、可笑しみを愛情たっぷりに描き、悲劇を喜劇にするチャップリン的視点で笑いとホロリ感情を動かす物語を届けてくれています! ご本人は謙虚でテレ屋なんだけど、何か面白いこと転がってないかな〜といつもソワソワしてて、大人になってもいつまでも子供のような無邪気さと(ときには邪気と)好奇心があるイメージ。作品はどれもこれも、そんなクドカン節がつまってて、作品に自身のカラーを刻む作家さんだなぁと。

 

初期の『池袋ウエストゲートパーク』、『木更津キャッツアイ』は一世風靡した作品なのに未だちゃんと観れてないけど、今観ても面白そう。個人的には、二宮和也主演の『流星の絆』が好き。宮藤さんは、絶対当て書きだよねコレっていう、キャストをいじったセリフや描写も多くて、そういうちょっと小イジワルなところも好き。ジャニーズの人気者にも躊躇なくそういう書き方ができて、それでいて反感を買わないのは、ベースに人に対する愛とリスペクトがあるからだろーなーと思うのです。

 

そして忘れてならぬは、「じぇじぇじぇ」でおなじみ『あまちゃん』(のんよ、大人の事情はともかくや、ドラマに戻ってきておくれ)。私は『あまちゃん』で朝ドラを見だしたけど、今思えば、ぶっとんだ朝ドラだったなと。大人の常識や枠組みなんて気にしなーい!っていう、クドカンの自由さが出ていてほんと名作ですね(でも宮藤さん、実はルール違反はせずに、ちゃんとルールの中で遊んでいるからひっぱりだこなわけで、不器用なようでとても器用)。

 

そして来年は大河ドラマいだてん〜東京オリムピック噺〜』が控えてます! 中村勘九郎阿部サダヲのW主演による本作。大河ドラマの枠に収まらない、クドカン節満載のストーリー期待しています^^

 

岡田惠和

1959年2月11日 (59歳)

代表作→ドラマ:『南くんの恋人』(1994)、『若者のすべて』(1994)、『イグアナの娘』(1996)、『ドク』(1996)、『ビーチボーイズ』(1997)、『ちゅらさん』(2001)、『バンビ〜ノ!』(2007)、『銭ゲバ』(2009)、『最後から二番目の恋』(2012、2014)、『ひよっこ』(2017年)、映画:『いま、会いにゆきます』(2004)、おっぱいバレー』(2009)、『阪急電車 片道15分の奇跡』(2011)、『県庁おもてなし課』(2013)、『世界から猫が消えたなら』(2016)、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(2017)

 

 岡田惠和さんも、長きにわたり日本の脚本界を牽引してきた方ですよね〜。代表作、錚々たるラインナップです! 主題歌のミスチルTomorrow never knows」が作品世界を彩った『若者のすべて』(この作品で木村拓哉の注目度はさらに高まったかと)、反町隆史竹野内豊広末涼子という当時最強のキャスティングにして最強のザ・夏ドラマ『ビーチボーイズ』と過去の名作も多数だし、朝ドラは『ちゅらさん』『おひさま』『ひよっこ』と3作も執筆。

 

ほんと幅広い作品を書いているのでいち概にどんな作風だって言い切れないけど、個人的に岡田さんのよさは、日常のなかにある心の機微を丁寧に描いてくれるところにあると思う。そして、岡田さんご本人はかなりのロマンチストに違いない(まぁ、脚本家は多かれ少なかれロマンチスト要素がある人が多いと思うのだけど)。

 

なんといっても『ひよっこ』が、私的朝ドラ史上、最高傑作! 朝ドラの主人公は、雑誌の創始者だったり、学校つくった人物だったりと、何かしら成し遂げている人がほとんど。なんだけど、『ひよっこ』の主人公・みね子(有村架純)は、高度成長期に青春を過ごす、ごくごくふつーの女の子。ふつうじゃないエピソードといえば父親が失踪するくらいで、田舎で育った素朴な女の子が上京して、日々の暮らしのなかで悩んだり、友達と心を通わせたり、恋をしてときめいたりっていう、誰にでも起こりそうな日常がキラキラ描かれてる。人からみたら特別じゃなくても、日常で起こるひとつひとつのことが、その人にとっては特別で大切なことなんだなーと、思わせてくれる作品。

 

『最後から2番目の恋』も続編がつくられるほどの人気作。小泉今日子中井貴一のやりとりが心地よくて、ちょっと切なくて、不器用な大人の恋も素敵だな〜と。ひよっこ』にしても、『最後から2番目の恋』にしても、岡田さんの作品は、観たあと、ちょっと優しい気持ちになれる気がする。これからも心に寄り添ってくれる作品を作っていってほしいものです。

 

 

…と、5人だけの紹介なのに、長文になってしまった…!

脚本家さんを紹介しようと思うと、それぞれの作品を語りたくなっちゃって、かつ良作が多数なのでどうしてもねぇ。

 ともかくや、今回の5人だけでなく、また新たな脚本家さんが活躍することも楽しみにしつつ、ドラマウォッチを続けていこうと思います〜!

 


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