ドラマもぐもぐ☆ブログ

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『わろてんか』プレイバック!〜藤吉主役説〜

 

こんにちわ。ドラマ大好き、食いしん坊のマー子です。

『半分、青い。』始まりましたね〜。

視聴率は21.8%と好発進、星野源の主題歌も話題になってました!

 

 

とその前に、わろてんか』の振り返りを。

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視聴率低迷期もあったりで、がつんと盛り上がっていた印象はないものの、全期間平均視聴率20.1%と大健闘した『わろてんか』。

吉本興業」の創始者吉本せいをモデルに描いていて、あらすじは、京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女で笑うことが大好きなてん(葵わかな)が旅芸人の藤吉(松坂桃李)と出会い、ふたりで数々の苦難を乗り越えながら、多くの寄席を抱える笑いの殿堂「北村笑店」をつくり、日本中に笑いを届けていくというお話。

 

個人的にはハマりにハマった『ひよっこ』の後だったし、てんと藤吉が結ばれるまでのくだりもゆったりペースで描かれていたので、なんだか物足りず途中脱落しそうになったものの、なんとなーく観続けていたら、藤吉が話の前面に出てきて次第に面白い展開に。

 

ダメなやつほど愛おしい 〜藤吉主役説〜

 

完璧な人間よりも、ダメなところや影があったりする人間の方が魅力的だし、興味がわくもので。

その点、主人公のおてんちゃんは、いい子過ぎるですよねー。父親ゆずりの頑固ものではあるけど、”笑いが薬になる”を信条に、みんなに笑いを届けるために自分はさておき藤吉のため、みんなのために献身的に頑張るキャラ。

寄席を始めようと言い出したのこそおてんちゃんだけど、結局それも藤吉が笑いを愛しているという前提ありきの話。

ヒロインを務めた葵わかなちゃんも、愛らしい顔はしているんだけど、お芝居含めて優等生感が否めないのです。若干19歳にして、少女時代からしっかり者の御陵さんになって、おばあちゃんになるまで(肌つるつるのおばあちゃんだけど)頑張って演じてはいたんだけどね。

 

その点、藤吉はいつも自分のやりたいことにまっしぐらで、不器用なとこもあって、愛嬌もあるカワイイ奴。

実家のお金を勝手に使い込んでひと儲けしようとするも大失敗。嫁が幼子抱えて寄席切り盛りしてるかたわら、もっと北村商店を大きくしようと人気噺家をくどくために毎晩飲み歩く。もちろん、てんや家族、芸人のみんなのためっていうのがあるんだけど、一度夢を抱くとまわりがあんまり見えなくなるたち。周囲も振り回されて大変なんだけど、笑いに対する藤吉の強い思いと愛情に、結局みんなも「しゃーないなぁ」となっちゃう。要は、愛されキャラなんです。

 

なんで結局、藤吉が亡くなるまで、物語は藤吉中心にまわっていくし、てんはそこについていくというかたち。だから思ったよね、藤吉が亡くなったとき。「主役死んじゃって、この後大丈夫!?」って。

そしたら、死後もちょいちょい登場しました、藤吉さん。んが思い出の鈴をふると、ふっと登場して、てんの相談にのってくれたり、思いに寄り添ってくれる。もはや存在が主役だから、その登場に違和感なし。

このくだり、当初予定にあったわけではなかったようで。製作陣もいざ藤吉が亡くなるとなると、もう藤吉をみれないのは寂しい〜となり、じゃあ登場させちゃえ、となったみたい。

 

そして藤吉を演じた松坂桃季は、今ノっている俳優さんですよね〜。画面を通して、彼自身がお芝居を楽しんでいる感が伝わってきます。

『ゆとりですがなにか』で冴えない童貞くんをコミカルに演じたかと思えば、映画『彼女がその名を知らない鳥たち』でゲス男になり、舞台から映画化される『娼年』では、「7、8年分の濡れ場をやった感じ」と自身も語る挑戦を。

いつの間にやらイケメン俳優から脱皮し、演技派の役者さんになっているなぁと。

 

 見事に化けた、広瀬アリス

 

朝ドラは、ヒロイン以外にもハネる役者さんが毎度輩出されるのだけど、『わろてんか」でいうと、てんの元ライバル、女優で芸人のリリコを演じた広瀬アリスが期待以上の大活躍。

これまでまともに広瀬アリスちゃんのお芝居を観たこともなかったのにアレですが、正直、広瀬すずのお姉ちゃん以上の印象はなくて、女優としてはB級感が否めず、、、だったのだけど、リリコの勝気なキャラが彼女の雰囲気にあっていたのもあり、はすっぱな女義太夫から、銀幕の人気女優になり、はては人気芸人へと、リリコの激動の人生をチャーミングに演じきってくれました。感情的で自分勝手なところもあるけど、実は情にあつくて頑張り屋さん。生意気な女の子から、可愛げのある大人の女性へと変化し、物語のいいスパイスになっていたリリコ。

ナイスキャスティングだったなぁ。この役で、広瀬アリスちゃんは、ひと皮もふた皮も剥けたんじゃないでしょーか。また違う役も観たくなりました〜。

 

脇キャラでいくと、風太演じた濱田岳くんは安定のお芝居。誰と絡んでも風太らしさがにじみ出ていて、キャラクターとして自然に動いてる。若きバイプレーヤーとして、道を極めているなぁと。高橋一生が演じた伊能栞は物語的に重要な役割なんだけど、『直虎』の政次が素晴らしすぎたので、『わろてんか』の一生さんは、個人的にはまぁまぁ評価かな(また、高橋一生論議はどこかで)。

 

そんなこんなで、『わろてんか』。

 ヒロインのキャラクターに物足りなさはあったものの、最終回まで見届けられたってことは、朝ドラ合格点なのかな。

ただ、ロスになることはまったくなく。

『半分、青い。』にがぜん期待しています^^

 


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